カメラの中3秒間だけ僕らは突然…

午前中、母親とちい散歩を見ながらダラダラと話し、そのあと母親は仕事に出掛け、娘は部屋にこもって、なんとなく開いたアルバムを見た。
アルバムには空ばかり切り取った写真。日常の何気ない風景。なんでもない風景。そんなのばかりが映っていた。
私が撮った友達の写真にはいろんな顔があった。笑顔も、なにか考えてる顔も、無邪気な顔も、幸せいっぱいの顔も。
私はそのアルバムを見て、「もう一度、あのカメラを手にしよう。」と思った。
私は2年くらい前まで父親から譲り受けたフィルム一眼とコンデジを併用していたのだけど、時代とともにいつの間にかデジカメだけ持ち歩く日々になっていた。
*1や友達の結婚式のカメラマンを頼まれたりもしていたのだけど、だんだん持ち歩くのが億劫になってフィルムを止めてしまったのだ。
父親に「100枚撮って1枚でも当たりの写真があれば、それは良い方だ」と言われていた。確かにそれはそうだなと思ってて、父親の凝り性も案外捨てたもんじゃないと思った。
父親は本当にやることが極端で、私が17歳まで住んでいた家には現像用の暗室もあった。*2そんな父親から譲り受けたカメラを私はもう一度始めようと思った。
確かにデジイチは持っているんだけど、すごい便利だなぁ…!と思って持ち歩いてはいるものの、なんとなく物足りない気もしていた。
私はポジとネガをその時々によって使い分けていたのだけど、やっぱりポジって良いなぁと思いました。
ちなみにポジはずっとコダックのフィルムを使ってて「エクタクローム」と「コダクローム」を使ってたけど、両方とも今は生産終了…ということで、お気に入りのポジフィルムも探すところから始めないと…(基本的にポジが好き。)
たまにフジのプロビア使ってたのかな。
で、ネガはずっとコダックAGFA。結婚式の時は大抵人物を撮る用の「ポートラ」っていうフィルムを使ってました。
デジイチデジイチですごく便利だし、良い部分もたっくさんあるけど、でもやっぱりフィルムも捨てがたい。というか比べるものでもないと思う。
とりあえず、今持っているミノルタのフィルム一眼をオーバーホールに出してみようと思った。
あと、部屋の飾りでポラロイド635があるんだけど、久々にがちゃ!と開けたらすげーかっこ良くて持ち歩きたい!と思ったけど、ポラロイド…フィルム販売終了しちゃったのですよね…。残念…。

*1:振り袖で父親のプロ仕様のカメラやポラを首から下げて各テーブルを練り歩いてた…。

*2:のちのネズミのすみか…